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Nov 25th 2015

ウイーン旧市街の散策

明日には昼のフライトで帰宅するので、本日はオーストリアの最後の散策。
ウイーンで観光に訪れた際は、まず殆どの人が訪れるであろうウイーン旧市街を散策。

初めてのウイーンなので、ガイドブックを参考にしたりしつつ、有名どころを攻める。

ウイーンに来る前、昔ドイツに住んでいた友人に何か名物はないかと聞いたら、「あんまないけど、シュニッツェルかなぁ」という大変参考になる意見をもとに、とても大きなシュニッツェルを出してくれることで有名なフィグルミュラー・ヴォルツァイレというレストランに伺う。
写真左がポーク、右がビーフ。どちらも美味しいのだが、如何せん量が多い。そして写真上のサラダがとても美味しい。

詳細は Google さんが詳しいが、ザッハー、デメル、いずれのザッハトルテも由緒正しいとされるザッハトルテ。
デメルは日本進出しているので、せっかくなのでとザッハーに伺う。

が、
甘い！とにかく甘い！
決して大きくはないケーキ。むしろ小さいケーキ。ところがこれが甘すぎて食べきれない。

そんな日本人をよそに、横の席に座った地元の方と思しき中年のご夫婦。
まるでキッシュか何かのように瞬く間に平らげてしまった。
韓国人は小さい頃から辛いものを食べるので辛いものに強くなるとは聞いたことがあるが、甘いものもしかりと言った所だろうか。

旧市街をウロウロしていると、カメラ屋さんを発見。
かなり年配のおばあちゃんが一人で切り盛りしているお店で、記念に何かよいものはないかと物色していると、なんとも綺麗なケース付きの AGFA CLACK を発見。
AGFA CLACK の CLACK は、カメラのシャッター音がそのままカメラ名になったとかで、輸出仕様は AGFA CLICK という名称。この CLACK も良い音が鳴る。

カメラの事を聞いたり、他愛のない雑談などをしていると、「あなた日本人でしょ」と。
うんと応える間もなく、「これ日本のカメラだと思うんだけどあなたにあげるわ」と言いながら出してきたのは、なかなか年季の入ったデジタルカメラ。あとタバコの匂いがすごい。
ちょっと悩んだが、これもご縁。ありがたく頂戴して帰る事にする。

AGFA CLACK は、お値段もとてもお安く、買って帰る事にする。
ちょっとまってねと、今は殆どみないようなとても丁寧な領収書というか明細を書いてくれたが、その明細だけでも何やら味がある。
もしかしてこの AGFA CLACK は、1950年代の製造当時から現役でこの店の顔を務めてきたのではないかと、思わず想像してしまった。