出発準備
準備をすべきだが、なんだか実感がない。
今回のこのツアーの事前情報は、クラウドファンディングの Reward 欄に書いてあった "ウィーンのロモグラフィー本社へのスペシャルトリップをご提供" 程度の限定的なもの。
当然これだけだと実感がわかないというかなんというか。
日程やツアー内容、宿泊先などの情報は、十数回に及ぶメールのやりとりで少しづつ揃っていったものの、断片的、且つ言ってみれば全ては "文字" で、紙面やWebサイトに旅行情報よろしく写真付きで掲載されていたりするわけではないので、それもあまり実感をもたらさない。
とはいえ出発日は着々と近づいてくるわけで、滞在を有意義にすべく情報を収集。
本やオンラインの情報より、ウイーンではカフェ文化が充実している事を知る。
ウインナコーヒーって "Wiener" つまり、ウイーンのコーヒーって事なのね。
ウイーンでは、ウインナーコーヒーと呼ばれているものはなく、近しいものとして、 "Einspänner(アインシュペナー)" と呼ばれている、深入りコーヒーに大量のホイップクリームを乗せたものと、"Melange" メランジェと呼ばれる、コーヒーに泡立てたミルクを入れたものがある。
ウイーンの人たちは、低く「メラーーンシュ」と言う。
あとは、ザッハトルテもウイーンのものだった。
以前、表参道駅近くのお店のザッハトルテが美味しいので頻繁に食べていたが、調べてみると本店はウイーンだった。ウイーンとの関わりは、なさそうで実際あるものだ。
旅行に追っていくレンズは少ないほうが良い結果をもたらす事は多いが、今回は目的がレンズであって、旅行するにあたり "旅行に来ているのか写真を撮りに来ているのかわからない" という議論は不要という喜ばしい状況。
とはいえやはり大量の機材を持っていくのは望ましくないので、本数は絞ることにする。結果的には1930年代のローライフレックスと、EOS 6D にレンズ3本となった。
- EOS 6D
- P.ANGENIEUX PARIS F.35 1:2,5 RETROFOCUS TYPE R1
- Biotar 1:2 f=58m T Carl Zeiss Jena
- NEW Petzval 1:2.2/85mm
- Rolleiflex Standard
- Tessar 1:3.8 f=7.5cm
足繁くウイーンのカメラ屋さんに通った結果、帰国時には更に荷物が増える事になる。