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Lomography に手配してもらったホテルがある Austria, Vienna, Neuvau 界隈。到着当日は生憎の雨

Taken lens: P.ANGENIEUX PARIS F.35 1:2,5 RETROFOCUS TYPE R1 ©PULP.photo, All Rights Reserved.

初めてのウイーン、初めてのオーストリア

今頃だけれども、Lomography の本社は、オーストリアはウイーンにある。

ということを、今回のツアーに参加することになって初めて知った。

ヨーロッパの言わば有名観光地は、過去縁あって何箇所か旅行・滞在したことはあるけれども、これまで「オーストリアに行きたい」と思ったことは残念ながら無いし、過去に何かしらの形でオーストリアと関連があったかと言われても、特に何も思い起こせないくらい縁が無い。

Google で調べてみても、やはり私に縁があるものは限定的。テクノ・エレクトロニカは狂ったように聞くけど、クラシック音楽は殆ど縁が無い。そもそもオーストリアで検索して Lomography なんて出てこない。
第一、周りの知人で Lomography の認知度がどの程度だと思っているのかという話。"トイカメラ"の認知度も似たようなもの(別にロモグラフィーがトイカメラ会社だと言う気はないし、思ってもいない)。

ただ、ここ数年スマートフォンが普及し、様々な画像加工アプリが公開され、多くの画像加工フィルターが広く利用されているが、所謂"トイカメラフィルター"は、Lomography の創始者二人が、大学時代に、クリアランスが甘くて裏蓋の隙間から光が入ってしまいフィルムの一部が感光してしまうロシア製カメラのデメリットを「むしろ美しい」と捉えたり、おそらく設計の都合上仕方なくそうなってしまったであろう過剰な周辺光量落ちを「味がある」、コスト削減の結果プラスチックとなった外装のカメラを「トイカメラ」など勝手に呼んだりし、それらのカメラを Lomography ブランドとして流通させたり、それらのデメリットをメリットとしてを再定義しなかったなら、スマホアプリのフィルターは、高彩度・セピア・モノクロ程度のラインナップしかなかったかもしれず、なんなら Instagram も存在しなかったかもしれない。

などと考えると、もう少し Lomography の知名度は高くなっても良いんじゃないかと勝手に考える。

… ロモグラフィー創始者二人のエピソードは、断片的な記憶で特に裏をとってないけど、概ねそんな感じだったような。