Voigtlander Heliar 40mm F2.8 と九份

三日目の午後からは気になっていた九份へ。千と千尋の神隠しのモチーフになったとかならないとかで、ノスタルジーな提灯が灯った建物の写真がよく出回っている、が… その写真の場所に関して言えば、実際には主に 2軒のカフェ・レストランの奇跡の一枚的な… というかそのただ一箇所の写真が独り歩きしてしまったというのが感想。実際の九份は土産物屋や飲食店が並ぶ細い路地がメイン、更に奥へ進むと見晴らしの良いエリアに茶器屋が多くある。

九份の、主だったお店が立ち並ぶ通りの随所にある路地へ一歩踏み入れると、まるで過去へタイムスリップしたかのような生活が垣間見える。
良く撮られたガイドブックやネットの九份の写真から得ていた期待はあてが外れたが、なにやら懐かしい手付かずの裏路地は台北の古い建物とはまた違った雰囲気で、子供になったような気分で時間を忘れて散策をした。

レンズは、一ページ目には書いたが、Akarette 用レンズではなく、コシナ製 Voigtlander Heliar 40mm/2.8。これは Cosina らしく特殊なレンズで、レンズ自体にピントを合わせる機構を持たず、フォーカシングヘリコイド付き SONY E マウント to Leica-M マウントアダプタの利用が前提となっている。

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