- Date:
- 2016年1月31日
- Place:
- 浅草
- Lens:
- Laack Super - Definon 1:3.5 f=5.5cm
- Date:
- 2016年1月31日
- Place:
- 浅草
- Lens:
- Laack Super - Definon 1:3.5 f=5.5cm
Camera wiki によると、Laack は、世界で初めてカメラ・双眼鏡・顕微鏡用のレンズを製造した会社らしい。創業は1884年。とはいえ、Voigtlander など他に老舗が色々あると思うが…。
1934年には、"500,000本のレンズを製造した"という広告を出したとのこと。創業から50年後のことなので、単純計算で一年あたり10,000本のレンズを造ったことになる。
とはいえ、現在においては過去にマイナーなブランドという扱いとなり、情報も少ない。当該レンズ Laack Super - Definon 1:3.5 f=5.5cm は、引き伸ばし機用のレンズで、製造年月日は不明。デザインやネジのピッチから察するに1920〜1940年あたりの製造だろうか。レンズにコーティングもされていない、2cm ほどの小さなレンズ。
以前、まだ暖かい時期に、このレンズで青々とした芝生と木々の中で撮影した際は "この世の終末" 的な写真が撮れてしまったが、今回は撮影した場所のせいもあり、昔の写真のような雰囲気になった。
ノンコーティングのレンズ=ハイライトを拾う写真=昔の写真、という無意識の先入観も手伝ったりしているかもしれない。
写真は実は2枚ずつ関連があって、同じ場所・モチーフ・意味・色などのつながりをなんとなく持たせてある。
古いレンズには古い町が似合う。
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