五家荘を散策1:平家の里
熊本2日目。
前もって朝食の時間を伝えておいたので、恙無く起床し朝食を頂く。
本日は五家荘を散策する予定。
熊本は3日間の予定なのだが、佐倉荘は本日でチェックアウトし、本日は佐倉荘近くの平家荘という旅館に宿泊。
直食後、部屋で少しゆっくりした後で、お会計をしてもらったのだが、なんと帰り際に地元熊本産の桃を四つも頂いてしまった。
田舎というか、地方はこういう所が素晴らしいというか、嬉しいというか。
沖縄離島に行った時も屋久島に行った時もそうだったが、地方は農業が近いからか、フルーツを振る舞ってくれることがとても多いと感じる。
そういえばバリ島もそうだ… 都内でフルーツが安いと感じるのは季節の夏みかんくらいで、残念ながら都内ではどんなフルーツであっても基本的に高級品で、地方のフルーツがしばしば恋しくなる。
今いる佐倉荘は五家荘の東側で、今夜宿泊予定の平家荘は現在地からやや北東。五家荘には観光スポットがいくつか点在しているが、時計回りにぐるりと五家荘を一周し、最後に平家荘に到着するようなルートを検討している。
まずは、『五家荘平家の里』を訪ねる。
五家荘はご飯を食べる所が少ないなか、平家の里内の食堂は貴重。今回は民宿で朝ごはんを食べたばかりだったので利用しなかったが、ここでご飯を食べるつもりで来ても良いと思う。
古い民家がいくつかあり、敷地内一番奥に資料館と能楽堂がある。
資料館内を見ていると、施設の人が声をかけてくれ、資料館を案内しながら色々な話をしてくれた。
壇ノ浦の戦いでの平家の滅亡後、平清盛の孫が五家荘に緒方家を名乗り落ち延びた話、一方で菅原道真の子孫が左座氏も五家荘に訪れた話。
そして、今日佐倉荘をチェックアウトした事を伝えると、今日チェックアウトした佐倉荘のオーナーは、平清盛から数えて49代目の子孫であるということも教えてくれた。
私の歴史のテスト結果と言えば、私の子孫を遡って全員のスコアと比較してもごく下位になってしまうはずで、当然日本史に興味などない。ただ、そんな私でも知っている平清盛の 49 代目の子孫が経営している民宿へ宿泊する事がとても興味深いと感じてしまうのは、有名芸能人をありがたがってしまう感覚と同じようなものだろうか。
佐倉荘のお風呂に蝶の文様が飾ってあったと書いたが、それは菅原家の『揚羽蝶』の家紋だったようだ。