熊本の道の駅と、大洞窟の宿 湯楽亭

民宿とレンタカーの手配以外は、面白そうな場所になんとなくアタリを付けていただけだったので、ひとまず空港近くの道の駅へ向かう。

一軒目の道の駅は『サンサンうきっ子宇城彩館』というなかなか思い切った名称だが、熊本県宇城市の道の駅。
いわゆる JA(農業協同組合)による直売所を兼ねている、というかそれでほぼ占められている為、現地の美味しそうな農産物で溢れかえっており、正にお好きな人には堪らない状態。おばちゃんにおすすめを聞きながら、不知火というタンカンとみかんとポンカンを足して3で割ったような柑橘類を大量に購入した。

二軒目は『道の駅不知火』。なんと『不知火温泉センター』という温泉が併設されている恐るべき道の駅。
とはいえ、柑橘類の不知火は『サンサンうきっ子宇城彩館』で購入したし、南下している目的の一つが少し先にある温泉なので、チラ見して先を急ぐ事に。

そして、なんというか、目的がない旅行が久しぶりだったようで、写真の撮り方が思い出せなく、写真が少ない。

道の駅 サンサンうきっ子宇城彩館 で購入した不知火という柑橘類

Taken lens: Carl Zeiss Jena Flektogon 2.4/35 ©PULP.photo, All Rights Reserved.

大洞窟の宿 湯楽亭

熊本に温泉はいくつかあるが、有名なのは北部の黒川温泉というところらしい。
今回の宿は南部にあるため、悩んだ結果黒川温泉には行かず、南部で入れる温泉はないかと探した結果、見つけたのがこちらのお宿。日帰り温泉も受け付けている。
かなり奥まった立地で、到着するまで道が合っているのかどうか疑わしいばかりだったが、なんとか到着。
湯楽亭は、全国に 170 件ほどが登録されている『日本秘湯を守る会』の会員なのだそうで、なるほどこの立地だからこその会員であるかもしれず、この立地を喜ぶべきか喜ばざるべきか…。

湯楽亭 の受付。日本秘湯を守る会の提灯も見える

Taken lens: Carl Zeiss Jena Flektogon 2.4/35 ©PULP.photo, All Rights Reserved.

受付で日帰り温泉に入れるかどうかを尋ねると、どうぞと快く受け入れてくれた。
湯楽亭は本来、赤湯と呼んでいる重厚な炭酸泉と、白湯と呼んでいる弱アルカリ性の温泉の二種類が湧いていたのだが、先の大震災で赤湯がでなくなってしまったとのこと。現在ボーリングをしているとのことだが、上手くお湯が出るのを祈るばかり。

とはいえ白湯の泉質も当然悪くなく、木材・石材を多様し屋内屋外が入り組んだ施設は雰囲気もとても良い。
立地のせいもあってか、様々な生き物も見受けられたが…。
先客がだれもいなかったので、温泉の写真も何枚か撮らせてもらった。

湯楽亭 内の温泉

Taken lens: Carl Zeiss Jena Flektogon 2.4/35 ©PULP.photo, All Rights Reserved.

旅館といえば猫。湯楽亭の入口の藪の中で遊んでいた猫

Taken lens: Carl Zeiss Jena Flektogon 2.4/35 ©PULP.photo, All Rights Reserved.