- Date:
- 2017年11月19日
- Place:
- 日暮里
- Lens:
- Olympus F.Zuiko 1:1.9 f=3.2cm(Pen D)
- Date:
- 2017年11月19日
- Place:
- 日暮里
- Lens:
- Olympus F.Zuiko 1:1.9 f=3.2cm(Pen D)
シャッターが壊れているということで 1000 円以下で手に入れた Olympus Pen D。
いつものように 3D プリンタで L-mount 化して α7 で… と思いきや、フランジバックと鏡胴径のせいで L-mouunt 化は難しく、M52 ヘリコイド用にアダプタを作成して対応。
もともとはハーフサイズカメラ用レンズの為、イメージサークルはフルサイズはカバーしない。α7 は予め画面をトリミングした状態で撮影する APS-C モードがあり、ケラレをなくした状態での撮影も可能だが、ケラレなんて味だと思えば大した問題ではない。むしろどちらかといえば本来の撮像エリア外である、意図せず描写を見せることになってしまったケラレ直前の甘さにこそ期待をする。
古いレンズは、コーティングの質や内面反射対策の甘さ、状態の悪さあたりがクリアできてしまえば、大抵非常に良く写る。このレンズはレンズコンディションは悪くなく、撮影してみてラチチュードに余裕がないのかもしれないとも感じたものの(これは逆光のせいかもしれない)、よく写る。が、稀にまるでネガフィルムで撮影→プリントしたような描写も見せる。
購入したカメラにはカメラポーチがついており、名前が記入してあったあたりに非常に時代を感じた。
10年以上前に別れた彼女に貸したままの Pen D は、Pen D2 だったか D3 だったか。
残される記憶、忘れる記憶。どちらも尊く、そしてどうでも良い事だ。
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